前立腺生検
 
 病院を紹介させていただきます。
 麻酔を行った後、前立腺を調べます。
 特殊な針を用いて経直腸的または経会陰的に、6〜12箇所程度の前立腺組織を採取します。

 
前立腺生検に伴う主な合併症としては以下の3つが挙げられます。
出血
 穿刺した肛門からの出血や血尿が半分以上の患者さんでみられますが、ほとんどの方が1〜2週間で消失します。また、射精した精液に血が混じりますが、数週間ほどで自然に見られなくなります。
発熱・感染
 検査2〜3日後に高熱(39〜40℃)が見られることがあります。針穴から細菌が前立腺に入り込み前立腺炎を起こすからです。
 この場合は、入院での1〜2週間の点滴が必要となる場合があります。
尿閉
 検査後から2,3日の間に、尿が出なくなる尿閉が出現することがあります。発生する頻度はまれですが、一時的に尿道にカテーテルを留置する必要があります。

 生検検査後は出血などの危険性があるため、アルコールの摂取や激しい運動などは1週間ほど控えていただく必要があります。